ハノイに拠点を置くHPA社(H&P Architects)が、竹と木材を素材にした建築物で国際建築コンテストで金賞と銀賞に輝きました。
H&P Architects
http://www.hpa.vn/
2Aマガジン主催による国際建築コンテスト2017の審査員が、今年の受賞者を発表しました。38カ国550のエントリー作品から決勝に220の作品が残り、7つの部門で31のデザインが受賞しました。審査員には、ナダール・アーダラン、シリッシュ・ベリ、岸和郎などの著名な建築家が名を連ねます。
HPAの作品「BE Friendly Space」はマオケーの石炭採掘エリアの集会所としてデザインされたものですが、パブリックスペース部門でアジアのエントリーの中から一等賞に選ばれました。
作品名(BE)は素材の「Bamboo」と「Earth」の頭文字をとって名付けられました。マオケーの中心部にあるこの建物は、地域のイベントに幅広く使われています。
設計者のドン・タン・ハ氏によると太さ40センチの壁を地中に打ち込み、緑の細胞のようなパターンの模様を作り出しています。オープンスペースの間にははランダムに窓が設置されています。天井には竹が配置されて光と空気がほどよく通り、建物が風景に溶け込むような外観に仕上がっています。
ベトナムでもっともポピュラーな街、マオケーの湿った空気を背景に、4つの大きな多目的ルームがあります。キッチン・サービスエリア・洗濯室と家具がある部屋です。