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労働環境 就職・転職

日本の家具業界の人手不足を解消!協同組合を使えば技能実習生を雇用できます!!

最近、仕事が何かわからなくなってくるくらいに忙しい毎日を送っています。その理由で一番大きなのが技能実習生に関することです。

本社で技能実習生を雇用して久しいのですが、技能実習生期間が終わってから、大卒者であればベトナム勤務を経て日本での雇用を行っています。その成果が口コミで広まっており、直接技能実習生が終わった人を紹介して欲しいという言葉もありますが、『それは、ちょっと。。。。』てな部分で、技能実習生の受け入れに聞かれることが多くなってきました。

そこで私の作業の緩和(お客さんや知人から協同組合を紹介して欲しいと言われ、名刺などを調べて教えることがよくある)というのもあって、日本で技能実習生を雇える(紹介してもらえる?)協同組合について簡単にまとめています。お付き合いがあるところから名刺交換をしただけのところもありますが、実際に会ったことがあるところばかりに限定しています。

一つの協同組合が全国どこの企業にも紹介出来るってわけじゃないです。協同組合によって紹介出来る都道府県が異なります。そのため、協同組合名の後に紹介出来る都道府県を入れています。尚、全国となっている場合は、協同組合がある都道府県に自社の支社もしくは営業所がないと難しいかも知れませんので、よく確認するようにしてください。

日越振興協同組合 (千葉県、東京都、埼玉県、愛知県)

協同組合としての歴史は浅いですが、ベトナムの提携会社が大きく、また代表はベトナムで日系最大手(ベトナム人向け求人数が最多)の求人情報サイトならびに人材紹介会社を運営されています。そのため、実習生だけでなく、一般就労の外国人の雇用に関しても相談に乗ってくれます。

日越振興協同組合では、千葉県、東京都、埼玉県、愛知県においてベトナム人技能実習生の受け入れ事業を行っております。

外国人(ベトナム人)技能実習生受入事業(千葉・東京・埼玉・愛知)

協同組合アジアンネットワーク (北海道)

挨拶がしっかりしていて、すごいところなんだと予想がつきます。

北海道は、広大な土地と美しい自然を基礎に、国内屈指の食料供給基地あるいは観光地として発展して来ました。しかしながら、ここ数年、本州の東海、関東、大阪方面の製造業等の輸出産業を中心とした景気回復の流れとは裏腹に、道内の多くの中小企業や事業主が景気回復の先行きの見えない経済環境を実感してきたところであります。

この背景には、ここ数年の公共事業の縮小傾向やロシア産漁獲資源の輸入減少等多くのそれぞれの 業界の要因と共に、もともと小売・サービス・観光業等を中心とした第3次産業に依存した産業、積雪により1年のうち5・6ヶ月が事実上の休業に追い込まれる産業を抱える自然環境の厳しさ、さらには、全国平均を上回って進行する少子高齢化、雇用機会の多い道央圏への人口集中という構造的な問題も横たわっているように思われます。

この人口減少が、このまま進行すると平成37年の道内人口は昭和34年とほぼ同じ500万人、さらに平成42年には476万人という推計があります。(2006年、道庁資料から)そして、この人口減少の多くが道央圏以外の道内各地の市町村と推計されています。こうした中で、私たち道内の中小企業や事業主は、今後の経済と生活の活路をどこに求めて行けば良いのか考えて来ました。

そして、私たちは同じアジア、特に2001年にWTO(世界貿易機関)に加盟した中国の中でも比較的本道に近い山東半島以北の各都市を、さらには、発展著しいベトナムを、今後はひとつの購入市場または組合員の生産品や商品の販売マーケットとして捉え、これらアジア市場における共同購入や生産委託を進めるとともに、共同して市場開拓を試みて行くことにいたしました。

ご挨拶

協同組合パートナー・ライジング・サポート(山形県)

ベトナムだけでなく中国からも技能実習生がきてくれます。

中日本先端情報共有協同組合(岐阜県)

優しそうなおじさんが代表者です。

中日本先端情報協同組合は、相互扶助の精神のもと、さまざまな業種の事業者が集まって設立された全国規模の異業種事業協同組合です。
外国人技能実習生の共同受入、燃料、各種消耗品などの共同購買、経営及び技術の改善向上に関するコンサルタント業などの各種事業の展開により、組合員企業の活動を様々な角度からバックアップしてまいります。

組合情報

エコ・プロジェクト協同組合(岐阜県)

水環境の開発と研究を行っている協同組合です。他とはイメージが違います。

世界的な人口増加や気候の変動による水不足や、国内外問わず水環境汚染の深刻化を受けて、当組合では、簡易水質検査機器の実用化に向けた技術、研究、開発、商品化までのプロセスを組合員及び大学、民間企業等の協力を得て行っています。

水質検査機器の研究開発・安全な水の供給

GTC協同組合(富山県・新潟県・石川県・岐阜県・長野県、愛知県、栃木県)

家具業界の痒いところに手が届くという感じの都道府県カバー力です。

GTC協同組合_組合月刊誌というブログをされているので、組合の情報がよりよくわかります。ただコメントが少なく写真が多めなので引用はできませんでした。

東洋ビジネス・協同組合 (ほぼ全国)

どこが受け入れできないのかパッと見ただけではわかりません。

静岡県、東京都、神奈川県、愛知県、山梨県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、沖縄県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、高知県、福岡県、長崎県、北海道、奈良県、大分県、岩手県、青森県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、島根県、新潟県、滋賀県、三重県、宮崎県、富山県、熊本県、鹿児島県、山口県、徳島県、愛媛県、石川県、鳥取県、福井県、和歌山県の区域。

受入都道府県(地区)

協同組合事業交流広島センター(広島県)

組合員のための外国人技能実習生共同受入れを行っております。当組合は広域・異業種の認可を取得しており、組合員と力を合わせて事業を推進しております。

外国人技能実習生受入れ事業

エーワン協同組合(広島県)

激動する国際社会への生き残りを賭けた企業経営の厳しさの中で、アジア諸国の外国人技能実習生の発掘と指導・教育を充実させ、若くて優秀な人材のご提供により、経済のグローバル化に柔軟に対応するための、活力ある職場づくりをご支援し、社内の活性化、企業体質の強化に寄与する企業ニーズを先取りし、企業の経営の国際化と地域社会の発展に貢献いたします。

エーワン協同組合の理念
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家具 就職・転職 建築

ベトナムで建築家として働くことは可能か?

建築業は他の仕事に比べて海外で働きたい人が多い職業だと思います。私も若い時は北欧やアメリカ(ニューヨーク)への憧れが強かったです。実際、ニューヨークとロンドン、スウェーデンには短期ながら留学と称して、働いたことがあります。
ベトナムで働き始めたきっかけは、ベトナムで不動産業と飲食店を経営している友人から、「内装施工関係のニーズが凄いよ」と言われ、ベトナムへやって来ました。会社を立ち上げるのでも良かったのですが、金銭的な事由から友人が設立した会社に雇われ社長として現地採用となりました。

このブログにたどり着いた人は海外で建築関係の仕事にたどり着いた人ばかりだと思いますので、今回は海外で建築関係の仕事の探し方などについて説明いたします。

ベトナムのことがメインとなりますので学生の方には優良な情報が含まれていないかと思います。それはベトナムで働くには労働許可証の取得が必要となります。その取得条件が大学卒業以上で就労経験3年以上と言うことが決まっているためです。また専門学校を卒業した場合は、建築関係の学校であれば4年以上の就労経験があれば就労許可を取得できるのですが、そうじゃない場合はワークパーミットの関係で就職が難しいか買い叩かれることがあります。

では、本題にへと入っていきます。

建築家が海外で就職や転職する方法は大きく分けて3つで①コネ②運③紹介会社です。

①のコネは、今回の私のように友人や知人が海外で働いていたり、会社を立ち上げたりしていれば、転職することが可能となります。ベトナムに来る前に3回、海外で働いた時は全てコネでした。その時のコネは、ニューヨークでは専門学校に通い、ロンドンでは語学学校に通い、スウェーデンでは見本市など知り合ったスウェーデン人に頭を下げるといった感じでした。コネを利用する場合は、待っているだけでなく行動力も必要です。

②の運は、働いている会社が海外に支店を出したり、海外支店への赴任だったりですかね。ただ、これは駐在員となるので、転職というわけではないですが。

③の紹介会社とは、現地にある人材紹介会社やエージェントを利用するということです。コネがなければ、現地(今回だとベトナム)にある人材紹介会社や転職エージェント会社を利用し、彼らが持っているコネを利用させてもらいましょう。
普段、ベトナム人の従業員を紹介してもらっておりお世話になっている人材紹介会社さんが日本人の紹介もされているということでしたので2つリンクを貼っておきます。

人材紹介会社 キャリアリンクベトナム
https://kyujin.careerlink.asia/vietnam

○人材紹介と通訳・翻訳派遣専門サービス J−SAIGON(サービス停止中)
http://jsaigon.vn/?lang=ja

最後に私がベトナムや東南アジアでの建築関係の転職を薦める理由は、活気があり成長力がすごい土壌なので日本では会えないような人とも会え、一緒に仕事をすることが出来ます。これが何と言っても魅力です。そして周りに比べれるような同業者が少ないので信頼を得ることが早く、結構なんでも好きなことをさせていただいています。なのでチャンスがいっぱいあるように感じています。

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就職・転職

ベトナムで現地採用として働いている人のブログをまとめました。

ベトナムで現地採用として働く私と同じような境遇の人のブログをまとめました。単なるリンク集にならないようにコメントと面白い記事があれば引用表示をしております。

今の仕事から転職してベトナム現地採用として働く生き方

最近、更新が止まっちゃっていますが、昔はよく読んでいました。復活を期待しています。

突然、会社を辞めて迷い込むように宿を取った場所はバックパッカー街と呼ばれるブイビエンやファングーラオというエリア。部屋の設備にこだわりを持たずドミトリーと呼ばれる大部屋であれば1泊500円を切るような部屋もあります。でも私は荷物もありセキュリティーを気にしていたので1泊1300円の個室を選択。(2週間契約をしたので1泊あたり1000円に割り引いてくれました。
)狭いながらもトイレとシャワーが付いており、想像以上に快適でした。
会社を辞めてからの最初の2日は何もせずボーッとして過ごしながら、これからどうするかを考えました。
この2日間で出た答えは「ベトナムへ来て何もしていないので何かを成し遂げるまでは日本に帰らない。」といったことです。でも具体的に何をするかを決めたわけではなく、とりあえずはベトナムで働こうと考えました。

転職してベトナム現地採用として働く生き方を選びました。

つきこの独断!ハノイ日記

ハノイの情報が欲しい時に読んでいます。こんな素敵な方と出会えたらいいですね。

現地採用に決まったら何をすべきか、、、
誰も教えてくれない。。
駐在員も会社に手配してもらってるから、
具体的には知らない。
転職エージェントさんも随分前に
出国してるし、生活水準も違うから、
割と役に立たない。
、、、それは、言い過ぎか笑

現地採用事情 日本を離れる前にすべきこと編

ボンジュール!!ベトナム就職情報

お互いにはっきりとは言わないものの、リアルでお会いしたことがありそうな記事の内容です。多分、相手も同じことを思っているかも知れない。いつか言える日が来ると良いです。

日本の製油業は、国内と海外の安定供給化のバランスを掲げました。
かつての日本製油業は、日本国内を安定的な市場と捉え、輸出を成長戦略としていましたが、この戦略は大きく変わります。
現在では輸出競争が激しくなった上に、国内市場が不安定化しました。
国内の製油業がビジネスの統合に向かう動きによって、国内市場が数年後に二つの製油グループに支配されるということを意味するでしょう。

日本の石油製油業における展望変化:燃料を考える

ベトナムへ帰ってきた男の就職ブログ

あれ?これ私?と思えるくらい似ているところがあってかなり共感できます。

更新するのを一年くらいサボっていたのですが、このブログのアクセスが最近増えているようで驚いています。
アクセスしていたただいている人のキーワードで多いのが「ベトナム 就職」です。ベトナムで就職する前に読まれているのか、転職先が決まってから読まれているのかは定かではありませんが。ベトナムで暮らしていて日本人に会う機会が結構増えてきました。

ベトナムで転職して一年以上経ってわかったこと。
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就職・転職 建築

建築家がベトナムで働く理由

2012年秋、私はロンドンの建築専門学校に通っていた頃、ベトナムで起業する友人からベトナムで建築家として働くことを勧められました。憧れのロンドンということもあり、一度は断ってしまいましたが、3年後に再び誘われ2016年より友人の会社に雇われる形でベトナムで建築家としてのキャリアを再スタートしました。
一度は断ったベトナム就職を、なぜ東南アジアのシンガポールやタイではなくてベトナムを選んだのでしょうか。一つは友人がいて誘われたのも大きいですが、他にもあります。

1)活動
ポストVVVVIIブームの経済成長に沸くニューヨークとシカゴで働けば、こんなに楽しいことはなかったでしょう。ロンドンもすごい、産業革命の時代なら、ロンドンで働いたかも知れません。シンガポールではお金にものを言わせたようなビッグプロジェクトが計画され進行されています。ベトナムも大きな計画がありますが建築デザインとなると微妙です。しかしベトナムは商店建築、いわゆる内装においてこれからという時期です。日本人社長で有名なピザ屋4pc(フォーピース)などがおしゃれな内装なのもあってお客さんが多く入っています。このことから、内装デザインをメインにやってきた私としては活動をここに移してもチャンスがあると考えました。

2)人々
アジアは急速に発展していて、街は人で混み合い、世界で最も騒々しくなっています。そしてここの人々には家をたて、公共のインフラと交通網を築き、その利益の恩恵を皆が享受しています。市場はとにかくデカイです。アジアの中高所得層が急激に増えてケタ外れの経済成長を後押ししているのですね。今は商店の内装デザインがメインですが、そのうち大富豪のお家をデザインできる日が遠くないと考えています。

3)スピード
アジアの建設ラッシュはまさにクレージーな勢いです。雇い主がハイピッチで公共サービスの充実を勧め、世界基準で10年もかかる仕事をアジアでは安い労働力を使って数年で実現します。言い換えれば私は5年間のキャリアでプロジェクトをいくつも完遂できるのです。

4)お金
バブル景気となっているベトナムにおいて、商店建築の場合の予算は青天井で、質の良いデザインや市場性によりお金を費やしています。政府もデザインの価値を認め始め、都会性を発展させて世界的に街が知れ渡ることに関心を示しています。

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建築

ベトナムの建築と都市化への情熱

この30年間でベトナムの都市開発は急速に進んでいます。ベトナム・プラス誌の指標によると、2009年には629の都市エリアの中で19.6%の開発率でしたが、2016年度では802の調査対象において36.6%の数値を示しています。

ロンリー・プラネット誌によると、ホーチミン市がその典型で、商業と文化の「ハイオクタン都市」と称されています。

街案内のガイドブックには「ホーチミンの建物は、フランス植民地時代のものから近代の鉄とガラスのモニュメントを組み合わせて進化させたものです」と記載されています。「最高の観光名所はフランス植民地時代、インドシナの真珠と呼ばれた当時のサイゴン市に遡ります。その時から文化遺産が次々と加わり、いまは近代建築の要素が味付けされているのです」

この街のデザインは急速な国際化に伴って創造的で目を引くものとなっています。首都にそそり立つビルの中にあって特に目を引くのがRMITベトナムデザイナー専門大学です。この大学では街そのものを生きる図書館と捉え、急成長する都市の中で学生たちの知識と専門性を育てています。

「RMIT大学では世界水準の教育と国際的な環境を提供します。オーストラリア・メルボルンに広大なキャンパスを持つRMIT大学の姉妹校なのです。」大学はPRし、卒業生たちがイノベーティブな仕事をしていることを強調します。

1990年に開校して以来、RMITは地域に根ざした活動を展開しています。冒険的な演習と差別化の観念の元、今年は建築修士の名誉ある学位を新設しました。これは実社会の経験とデザインの実績を兼ね備えた学位です。メルボルンキャンパスのプロ育成プログラムで育った生徒たちは、2年間の教育課程で更に受賞歴のある建築理論と一流の学問を、地域を海外のパートナーのと革新的かつ現実的な生活とコラボしながら学ぶのです。

RMITの建築修士課程はこの分野の他のプログラムと異なり、単に技術を追求するものではありません。あらゆる文化の素養を持つ経験豊富な指導者がアジア建築の旅を主導します。オプションでホー・チミン、バルセロナ、メルボルンで学ぶことができるこの課程は国際社会で研究と体験の本質を実現する独特のもので、比類なき素晴らしさです。

研究分野と並行して、RMITは建築修士課程を一流のPhDのプログラムにも組み込んでアジア全体のデザイン界に関わろうとしています。

RMITメルボルンキャンパス卒業で傑出した建築修士のタン・ヒュン氏は「ベトナムの都会の情景は独特で、ペースが速く、色彩、音、匂い、生活感に満ちている」と表現します。「この街の文化の多様性はまた、RMITベトナムの生徒たちのデザイン思考や素材とアイディアを発展させるインスピレーションに満ちています。」

「RMITの5年間で私が学んだ最大の成果は、『グローバルに学び、ローカルに活動する』です。ベトナムに戻って新たなキャリアを積む時に、この考えが活きました。」「国際的視野で知識とアイディアを吸収し、スキルを地元で展開することは、本当に役に立ちました。地元の才能を世界の知見で伸ばすことができたことを誇りに思いますし、その後の成長の大きな糧になったのです」

ホーチミンは急速に発展しつつ、自然体で建築デザインの中心地になることでしょう。RMITのように体験演習を推進する教育機関の卒業生たちが、この街の先頭に立って発展をリードしていくことでしょう。

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ASEAN 建築 日本

日本ペイントがデザイン・建築物コンテストを行っている件について

日本ペイントがデザイン・建築物コンテストである「アジアの若手デザイナー賞(AYDA)」が行われています。

日本ペイントはアジアNo1のペンキメーカーなのは有名だとは思います。私がベトナムで務める施工会社も、日本ペイントはお付き合いがあります。こちらでも結構有名です。先日、ホーチミンの中心部を歩いていたら、工事現場の壁に大きな看板がありました。

このコンテストは、アジア地域から建築デザイナーと設計者を育成すると言うプロジェクトで主にインドを含むアジア地域(15カ国)が対象となっています。また建築と内装デザインの才能ある学生を発掘することを目的としています。
このコンテストに入賞すれば1000ドルとマレーシア留学の副賞がつきます。

最後に日本ペイントについて説明いたします。日本ペイントはアジア最大のペンキメーカーですが、駐在員の方だけでなく現地採用の日本人も採用されている会社です。私もすごくお世話になっております。
日本ペイントは135年の歴史があり、アジア1のペイントメーカーと言うこともあり世界のトップメーカの一つです。高品質のペンキと塗装技術を持ち、装飾、産業機械、自動車分野で事業を行っています。何年もかけて、日本ペイントは技術革新により、イノベーションと環境保護を主眼とした製品を生み出し続けています。技術革新によって、同社は消費者と社会に
貢献しています。子会社を含め同社は日本、シンガポール、マレーシア、韓国、中国、インド、パキスタン、イギリス、ドイツ、ギリシャ、ロシア、ベトナムなど31カ国に展開しています。

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家具 海外情勢 輸出

家具の輸出は基準を満たすこと

「家具の輸出業者は今後、輸入する諸国のより厳しい規則と基準を認識しなければならなくなるでしょう。」
先日、ホーチミン市で開かれたセミナーで、代表者が述べました。

ホーチミンの手工業と木材産業協会の代表 ユー・バン・ハン氏が、「自由貿易協定の合意で関税障壁が無くなったあとは、技術の障壁が新たに立ちはだかる」と言いました。「木材保護の法規制を守るだけでなく、家具製造業者は製造・貿易・安全・制作物において社会的責任にもっと留意しなければならない」と彼女は続けます。「生産者は最後の仕上げに使うホルムアルデヒド、樹脂、木材、仕上げの塗料などが認可された基準を守ることを保証しなければならないのです。」「各市場でそれぞれの基準がありますから、売り手はその要求一つ一つを理解しなければなりません」

安全機関(UL)環境部で化学物質を管轄するスコットステディー氏によると、アメリカには消費者保護のために厳しい決まりと基準があります。

2010年6月、木工生産のホルムアルデヒド基準が有害物質規制法(TSCA)の一部に組み込まれました。そして同月、アメリカ環境省がTSCAに則った決まりを公表しました。

ホルムアルデヒドは無職で室温でも発火するガスで、強い毒性を持っています。ホルムアルデヒドに触れると肌、目、鼻、喉に異常をきたします。さらに過剰摂取すると、ガンの原因にもなります。ホルムアルデヒドがよく使われるのは、産業樹脂、接着剤でそれらは木材加工で使われることがあります。

加えて、アメリカには厳しい安全ルールと基準があって、CPSCルールや産業界で取り決めた基準を満たさないものはリコールされます。

ULの家具家財部門の国際取引部門長 ガスプ・バリザン氏によるとこの2年間で37,00の椅子・アウトドアグッズなどを含む地場製品が規格外だったため、リコールされています。リコールされるとブランドを傷つけ、弁護士費用や事態収拾により多額の費用がかかります。生産者は決まりと基準を理解し、輸出の際は逸脱しないように注意を払わなければなりません。またリスク回避のためには、検査基準を厳しくし、リスク判定の検査をし、第三者の検査を受ける必要があるでしょう。

ベトナム商業産業議会の会長・パム・ティー・ツ・ハン氏によると、「ベトナムの自由貿易対象が多方面にわたるため、木材産業は品質を強化しなければなりません。環境に優しい製品を好む消費者に受け入れられるためには、地方の生産者たちはグリーンガードの認可を受けたり、マーケティングを強化したり、ブランド力を高めたりする努力が必要」と、彼女は主張します。ハン氏によると、ベトナムは木工品輸出では世界5位にランクされています。

昨年は6,900万ドルの木工品輸出高があり、今年は7,500万ドルに増えると見込まれています。

1年の木工品の世界取引総額は4,670億ドルあり、ベトナムはその1.65&を占めるに過ぎません。従い輸出を増やす余地はまだまだあるのです。

しかし、新規市場開拓には技術進歩と、品質の認可を受けることに注力しなければなりません。

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ASEAN 就職・転職

海外で働くまでの準備として

あなたは海外で働きたいですか?
あなたは正しい場所にいるという理想理想主義者は世界中で多くのチャンスを得ています。まずは、あなたが働きたい国を見つけてください。そして何の仕事をしたいか考えてください。
これらが出来ると、これからの内容がとても参考になると思います。

仕事を探す前に知っておくべきこと

自分自身の母国語以外の言語レベルがどれぐらいか。英語であれば指標を計ることが良いです。例えばTOEICなどの試験を受けるとかです。TOEICが600以上あれば、仕事の幅が広がります。面接時には日常会話以上で話せないといけません。

就労ビザの取得条件をクリアしているかどうか。これについては、ほとんどの場合大卒であれば問題ないです。ただ新卒だと厳しい場合もあります。

現地での給料相場がいくらか。東南アジアはシンガポールを除けば、日本でもらっている給料と同じ額をもらえる職種は限られています。私が知る限りITエンジニアか医者くらいしか思いつきません。もしくは日本でも有数のブラック企業で相場の賃金の半分以下で働いていた場合です。それくらい、日本よりも給料が上がるケースというのは稀と言うことです。

どのようなスキルが必要かを知ること

先述した内容と重複しますが、必要なスキルとして言語があった場合は言語の習得が必要になると思います。それ以外の資格が必要な場合は、現地で取得できるモノであれば現地で取得しても良いですが、現地の言葉ができなければ取得できない場合が多々あります。

働きたい国のことを知る

ベトナムのことを知ることが重要です。地球の歩き方に書かれているような一般的な情報だけでなく、現地在住者のブログなどを読んで生活情報などを知ることが重要です。特に気候などの知識は必要です。働く前に得られる情報の多くを調べておくと、滞在を始めると非常に便利です。

短期海外研修・インターンシップなどに参加する

ギャップイヤーであったり、大学生活であったり、時間に余裕があれば短期間の海外研修やインターンシップなどに参加することをお勧めします。それは実際の生活だけでなく、働かないと得られない情報をえることが出来ます。
またやりたい仕事の日本との違いを理解することも出来ます。

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螺鈿細工のメーカーの悩み③

「中国人だけが最高級の材木を買い付けるけど、ラオスやカンボジアでは取れなくなっているね」

伐採規制が機能しているも言えますが、そもそもかつてほどのローズツリーがなくなってきているのかも知れません。

世界食糧農業機構(FAO)によると、1990年はカンボジア国土の73.3%が森林に覆われていたそうです。しかし2015年のその数値は53.6%にまで落ちています。フック氏は「森に行ってもローズツリーはもうありませんよ。タイの保護地区にでも行かない限りね。供給されなくなったということですよ」と言います。世界資源機構の報告では2001年から10年の間にカンボジアの樹木は世界で最も速く減っていて、ゴムのプランテーションにとって変わられています。

理由はともあれ、資源はかつてほど豊かではなくなっているので、ドンキーの工房主達は他の市場へ進出したがっています。

「計画ではヨーロッパ市場を目指すことになっていますが、工場の環境はヨーロッパの基準にあっていません。製品だけではなく、労働力と労働条件がセットになってなければいけないのです。中国並みのシンプルな条件だったら転換も楽なんでしょうけど」

これはヨーロッパでは常識的で、2013年ベトナムがヨーロッパに輸出したのはわずか5%で、拡大が望まれます。

2015年秋、ベトナムはEUとVPAの締結交渉へ乗り出しました。VPAはEUとその他の国との間で結ばれる包括的貿易合意のことです。これが合意すれば、ベトナムの木材と加工技術のヨーロパ輸出が合法的に許可されます。

そのような許可をFLEGTと言います。現在のところインドネシアだけがその免許を持っています。この仕組みが機能すれば森林は保護されますが、ナン氏は、自分の小さな工房ではその基準を満たせないと思っています。

「もしFLEGTが国内で適用されると、うちみたいな村はみんな問題になってしまう。」ドンキーの蚤の市や工場はこの点を強調します。実際ナンの工場は機械と木屑に溢れていて、中国人が高級家具の完成品にしか興味がなく作業工程を全く気にしないことが解ります。

結局ナン氏の仕事は闇に包まれたままです。規制と資源の枯渇で中国向けの高級素材は手に入らず、EUに売るための法的基準を満たすほどの品質も保てません。ベトナム国土の1,400万ヘクタールは森林ですが、370万ヘクタールはアカシアと
ユーカリのプランテーションです。これらは高級家具には使えません。

EIAの推進責任者、ヤゴ・ワドリー氏はEUとの合意がこの状況を改善するのか懐疑的です。

「EUとベトナムが11月にハノイで合意した内容は、ベトナム国内市場から違法木材を締め出す代わりに、EUから輸出許可をもらうものになっています。」

ワドリー氏によれば、VPAの最も重要なポイントは合意されておらす、すべてはベトナム政府が取り決めをどれだけ厳格に遂行できるかにかかっているのです。

「理屈ではベトナム政府が約束した決まりが可能ですが、もし実際に実行すれば組織的に大量の違法木材を国内市場から動かさなければならないのですよ。」

これは現在のドンキー村の仕事のやりかたを根底から引っくり返すものです。合法な木材を調達しなければならないのです。
「しかしこの理屈はどこかをモデルにで実行しなければならないでしょう。政府が本当に違法木材の流入を防ぐ気があるのか、その能力があるのかを示すためにも必要です。」

その実行役は違法木材の財源や汚職の鍵を握る森林省の監視に委ねられます。

ドンキー木材協会のヴン氏は中国を排除してクリーンな取引に向かわなければならないことは分かっています。彼は町全体に大きな投資を望み、零細工場でも技術を進化させてより基準の厳しい市場にも耐える品質のモノを作らせるべきと考えています。

「資源を移すことでリスクは減り、より安全になる。そして合法的になる」彼は言います。

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家具 海外情勢

螺鈿細工のメーカーの悩み②

2015年の国際貿易会議で、約300種類のローズウッドが取引規制の対象になりました。
2015年5月の米国調査団のレポートによると、ローズウッドが最も闇取引されていて、2005年から2014年までの押収物の35%を占めていました。末端価格にすると象牙、センザンコウ、サイの角、ライオンやトラの剥製よりも高額だったのです。

今ではこの樹木の取引規制の大半は解除される傾向で、2017年度にはベトナム産の大半が対象になるでしょう。

ドンキーの工房ではローズウッドなど希少な木材から作られており、規制強化の知らせはとても悪いニュースでした。しかし賑わう木材市場では、この規制の効力がどこまで利いているかは不透明です。ドンキーのビジネスが木材の縮小のピンチにさらされている一方、潤沢なローズウッドは今でもベトナム市場に流れ込んでいます。非営利団体職員の一人は「ラオスやカンボジアで輸出禁止になっている木材が以前としてベトナムに流れているのは明らかです」と指摘します。

とても慎重に言葉を選びつつ彼が教えてくれたのは「汚職とか腐敗と言われる手口で、これらは国内に入り込んでいるのです」とある調査の見積では2015年前半の調査では11,500万相当の木材とローズウッドの丸太がカンボジアから流入したと指摘されています。これはフンセン首相による密猟の弾圧宣言や新たなローズウッド輸出規制にも関わらず、起こっている事実です。

この政策は2015年初頭に有効となり2,500万ドルの取引は1月にたった340万に減少しました。しかし5月には1,300万まで戻って冬までこの増加傾向は続きました。これは国境沿いの有力勢力の存在を浮かび上がらせます。例えば政府の調査が入ったとしても、弾圧が終わるのを待っているだけなのです。そしてこのデータは公表されていません。

「我々は国営木材産業連盟に5年間協力して輸出調査をオーソライズし、このデータを入手できるようになりました。これをベトナムだけでなくラオスやカンボジアの政府にも渡して浄化を目指します」

ドンキー地方市場に隣接して、様々な大きさに切られた丸太が積み上げられています。この地域の木材商人はとても活き活きと仕事をしてるようです。バイクや3輪車が狭い小道を走り回って木材を積み込み、取引に奔走しています。

木材の大半はトラック(ローズウッドのベトナム語)と呼ばれ、ラオスとカンボジアから運び込まれます。先日訪問したときは仲買人達は違法取引のことを気にしている様子はありませんでした。政府が調査している様子もありませんでした。

現場責任者は「合法なのも、違法なのもある」と説明します。「全部を調査はできないし、誰も管理してないからわからないよ。ここには公的な管理組織なないからね」しかし森林省の意見は異なります。「木材の輸出入管理の法的管理の仕組みはあります、最大の問題は、この仕組みが現場に浸透していないことなのです」政府の連合組織体が木材の出入りを管理しています。国境だけが財務省、森林省、国境警察、農業地方開発省、厚生省の入り混じった組織が監視しているのですが。

役人によるとカンボジアの国境を越えて木材を持ち込むにはドンキーのような加工拠点の輸入業者が種類・量・購入価格のリストを持ってる決まりです。さらにカンボジアの業者との契約書の写も必要なのです。

木材がドンキーに到着したら国境警察の代わりに役人が木材の適正をチェックします。しかし、現場責任者の言うとおりで、実際は検査はほとんど行われていません。

「私は政府の役人とも話をし、地元住民の生計を見守ると言われてきたんだ。この町は長年こうしてやってきたんだし、この町の経済に問題を起こしたくないんだ」

しかし、政府の介入がないにしても、この地方の経済は困窮しています。快活な中年女性に聞いていみると、この地域の仕事は徐々に減っているようです。「昔から彫刻の村がここにあって、何でも手に入ったわよ」。競合がないのに質の良い木材は手に入りにくくなり、売り上げ減を嘆いていました。

「数年前は一年で45,000ドルから90,000ドルの売り上げがあったわ」彼女は世界銀行の統計、平均2,000ドルの年収を引き合いに出して言いました。「でもここ何年かは22,000から27,000ドルってとこね」。彼女の年収を証明するものはありませんが、木材を単価2ドルで売り、アメリカの輸出が収入源のようです。

ドンキーで木材加工を営むチュ・バン・ナン氏も同様の苦しさを打ち明けます。彼が座る居間の壁には、ホー・チミン、マルクス、レーニン、エンゲルスの肖像が並び、大型テレビには大鋸屑からスクリーンを守るビニールかかぶせてありました。

「数年前は20人の職人を雇っていたけど、今は4人だよ。中国に売るだけで良かったけど、材質は悪くなってるね」そして彼は付け加えました。「世界で最も貴重な掘り出し物を探しに来る中国人に釣り合う品質のものは、もはや存在しない。」と。