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日本の家具業界の人手不足を解消!協同組合を使えば技能実習生を雇用できます!!

最近、仕事が何かわからなくなってくるくらいに忙しい毎日を送っています。その理由で一番大きなのが技能実習生に関することです。

本社で技能実習生を雇用して久しいのですが、技能実習生期間が終わってから、大卒者であればベトナム勤務を経て日本での雇用を行っています。その成果が口コミで広まっており、直接技能実習生が終わった人を紹介して欲しいという言葉もありますが、『それは、ちょっと。。。。』てな部分で、技能実習生の受け入れに聞かれることが多くなってきました。

そこで私の作業の緩和(お客さんや知人から協同組合を紹介して欲しいと言われ、名刺などを調べて教えることがよくある)というのもあって、日本で技能実習生を雇える(紹介してもらえる?)協同組合について簡単にまとめています。お付き合いがあるところから名刺交換をしただけのところもありますが、実際に会ったことがあるところばかりに限定しています。

一つの協同組合が全国どこの企業にも紹介出来るってわけじゃないです。協同組合によって紹介出来る都道府県が異なります。そのため、協同組合名の後に紹介出来る都道府県を入れています。尚、全国となっている場合は、協同組合がある都道府県に自社の支社もしくは営業所がないと難しいかも知れませんので、よく確認するようにしてください。

日越振興協同組合 (千葉県、東京都、埼玉県、愛知県)

協同組合としての歴史は浅いですが、ベトナムの提携会社が大きく、また代表はベトナムで日系最大手(ベトナム人向け求人数が最多)の求人情報サイトならびに人材紹介会社を運営されています。そのため、実習生だけでなく、一般就労の外国人の雇用に関しても相談に乗ってくれます。

日越振興協同組合では、千葉県、東京都、埼玉県、愛知県においてベトナム人技能実習生の受け入れ事業を行っております。

外国人(ベトナム人)技能実習生受入事業(千葉・東京・埼玉・愛知)

協同組合アジアンネットワーク (北海道)

挨拶がしっかりしていて、すごいところなんだと予想がつきます。

北海道は、広大な土地と美しい自然を基礎に、国内屈指の食料供給基地あるいは観光地として発展して来ました。しかしながら、ここ数年、本州の東海、関東、大阪方面の製造業等の輸出産業を中心とした景気回復の流れとは裏腹に、道内の多くの中小企業や事業主が景気回復の先行きの見えない経済環境を実感してきたところであります。

この背景には、ここ数年の公共事業の縮小傾向やロシア産漁獲資源の輸入減少等多くのそれぞれの 業界の要因と共に、もともと小売・サービス・観光業等を中心とした第3次産業に依存した産業、積雪により1年のうち5・6ヶ月が事実上の休業に追い込まれる産業を抱える自然環境の厳しさ、さらには、全国平均を上回って進行する少子高齢化、雇用機会の多い道央圏への人口集中という構造的な問題も横たわっているように思われます。

この人口減少が、このまま進行すると平成37年の道内人口は昭和34年とほぼ同じ500万人、さらに平成42年には476万人という推計があります。(2006年、道庁資料から)そして、この人口減少の多くが道央圏以外の道内各地の市町村と推計されています。こうした中で、私たち道内の中小企業や事業主は、今後の経済と生活の活路をどこに求めて行けば良いのか考えて来ました。

そして、私たちは同じアジア、特に2001年にWTO(世界貿易機関)に加盟した中国の中でも比較的本道に近い山東半島以北の各都市を、さらには、発展著しいベトナムを、今後はひとつの購入市場または組合員の生産品や商品の販売マーケットとして捉え、これらアジア市場における共同購入や生産委託を進めるとともに、共同して市場開拓を試みて行くことにいたしました。

ご挨拶

協同組合パートナー・ライジング・サポート(山形県)

ベトナムだけでなく中国からも技能実習生がきてくれます。

中日本先端情報共有協同組合(岐阜県)

優しそうなおじさんが代表者です。

中日本先端情報協同組合は、相互扶助の精神のもと、さまざまな業種の事業者が集まって設立された全国規模の異業種事業協同組合です。
外国人技能実習生の共同受入、燃料、各種消耗品などの共同購買、経営及び技術の改善向上に関するコンサルタント業などの各種事業の展開により、組合員企業の活動を様々な角度からバックアップしてまいります。

組合情報

エコ・プロジェクト協同組合(岐阜県)

水環境の開発と研究を行っている協同組合です。他とはイメージが違います。

世界的な人口増加や気候の変動による水不足や、国内外問わず水環境汚染の深刻化を受けて、当組合では、簡易水質検査機器の実用化に向けた技術、研究、開発、商品化までのプロセスを組合員及び大学、民間企業等の協力を得て行っています。

水質検査機器の研究開発・安全な水の供給

GTC協同組合(富山県・新潟県・石川県・岐阜県・長野県、愛知県、栃木県)

家具業界の痒いところに手が届くという感じの都道府県カバー力です。

GTC協同組合_組合月刊誌というブログをされているので、組合の情報がよりよくわかります。ただコメントが少なく写真が多めなので引用はできませんでした。

東洋ビジネス・協同組合 (ほぼ全国)

どこが受け入れできないのかパッと見ただけではわかりません。

静岡県、東京都、神奈川県、愛知県、山梨県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、沖縄県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、高知県、福岡県、長崎県、北海道、奈良県、大分県、岩手県、青森県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、島根県、新潟県、滋賀県、三重県、宮崎県、富山県、熊本県、鹿児島県、山口県、徳島県、愛媛県、石川県、鳥取県、福井県、和歌山県の区域。

受入都道府県(地区)

協同組合事業交流広島センター(広島県)

組合員のための外国人技能実習生共同受入れを行っております。当組合は広域・異業種の認可を取得しており、組合員と力を合わせて事業を推進しております。

外国人技能実習生受入れ事業

エーワン協同組合(広島県)

激動する国際社会への生き残りを賭けた企業経営の厳しさの中で、アジア諸国の外国人技能実習生の発掘と指導・教育を充実させ、若くて優秀な人材のご提供により、経済のグローバル化に柔軟に対応するための、活力ある職場づくりをご支援し、社内の活性化、企業体質の強化に寄与する企業ニーズを先取りし、企業の経営の国際化と地域社会の発展に貢献いたします。

エーワン協同組合の理念
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家具 海外情勢 輸出

家具の輸出は基準を満たすこと

「家具の輸出業者は今後、輸入する諸国のより厳しい規則と基準を認識しなければならなくなるでしょう。」
先日、ホーチミン市で開かれたセミナーで、代表者が述べました。

ホーチミンの手工業と木材産業協会の代表 ユー・バン・ハン氏が、「自由貿易協定の合意で関税障壁が無くなったあとは、技術の障壁が新たに立ちはだかる」と言いました。「木材保護の法規制を守るだけでなく、家具製造業者は製造・貿易・安全・制作物において社会的責任にもっと留意しなければならない」と彼女は続けます。「生産者は最後の仕上げに使うホルムアルデヒド、樹脂、木材、仕上げの塗料などが認可された基準を守ることを保証しなければならないのです。」「各市場でそれぞれの基準がありますから、売り手はその要求一つ一つを理解しなければなりません」

安全機関(UL)環境部で化学物質を管轄するスコットステディー氏によると、アメリカには消費者保護のために厳しい決まりと基準があります。

2010年6月、木工生産のホルムアルデヒド基準が有害物質規制法(TSCA)の一部に組み込まれました。そして同月、アメリカ環境省がTSCAに則った決まりを公表しました。

ホルムアルデヒドは無職で室温でも発火するガスで、強い毒性を持っています。ホルムアルデヒドに触れると肌、目、鼻、喉に異常をきたします。さらに過剰摂取すると、ガンの原因にもなります。ホルムアルデヒドがよく使われるのは、産業樹脂、接着剤でそれらは木材加工で使われることがあります。

加えて、アメリカには厳しい安全ルールと基準があって、CPSCルールや産業界で取り決めた基準を満たさないものはリコールされます。

ULの家具家財部門の国際取引部門長 ガスプ・バリザン氏によるとこの2年間で37,00の椅子・アウトドアグッズなどを含む地場製品が規格外だったため、リコールされています。リコールされるとブランドを傷つけ、弁護士費用や事態収拾により多額の費用がかかります。生産者は決まりと基準を理解し、輸出の際は逸脱しないように注意を払わなければなりません。またリスク回避のためには、検査基準を厳しくし、リスク判定の検査をし、第三者の検査を受ける必要があるでしょう。

ベトナム商業産業議会の会長・パム・ティー・ツ・ハン氏によると、「ベトナムの自由貿易対象が多方面にわたるため、木材産業は品質を強化しなければなりません。環境に優しい製品を好む消費者に受け入れられるためには、地方の生産者たちはグリーンガードの認可を受けたり、マーケティングを強化したり、ブランド力を高めたりする努力が必要」と、彼女は主張します。ハン氏によると、ベトナムは木工品輸出では世界5位にランクされています。

昨年は6,900万ドルの木工品輸出高があり、今年は7,500万ドルに増えると見込まれています。

1年の木工品の世界取引総額は4,670億ドルあり、ベトナムはその1.65&を占めるに過ぎません。従い輸出を増やす余地はまだまだあるのです。

しかし、新規市場開拓には技術進歩と、品質の認可を受けることに注力しなければなりません。

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家具 海外情勢

螺鈿細工のメーカーの悩み②

2015年の国際貿易会議で、約300種類のローズウッドが取引規制の対象になりました。
2015年5月の米国調査団のレポートによると、ローズウッドが最も闇取引されていて、2005年から2014年までの押収物の35%を占めていました。末端価格にすると象牙、センザンコウ、サイの角、ライオンやトラの剥製よりも高額だったのです。

今ではこの樹木の取引規制の大半は解除される傾向で、2017年度にはベトナム産の大半が対象になるでしょう。

ドンキーの工房ではローズウッドなど希少な木材から作られており、規制強化の知らせはとても悪いニュースでした。しかし賑わう木材市場では、この規制の効力がどこまで利いているかは不透明です。ドンキーのビジネスが木材の縮小のピンチにさらされている一方、潤沢なローズウッドは今でもベトナム市場に流れ込んでいます。非営利団体職員の一人は「ラオスやカンボジアで輸出禁止になっている木材が以前としてベトナムに流れているのは明らかです」と指摘します。

とても慎重に言葉を選びつつ彼が教えてくれたのは「汚職とか腐敗と言われる手口で、これらは国内に入り込んでいるのです」とある調査の見積では2015年前半の調査では11,500万相当の木材とローズウッドの丸太がカンボジアから流入したと指摘されています。これはフンセン首相による密猟の弾圧宣言や新たなローズウッド輸出規制にも関わらず、起こっている事実です。

この政策は2015年初頭に有効となり2,500万ドルの取引は1月にたった340万に減少しました。しかし5月には1,300万まで戻って冬までこの増加傾向は続きました。これは国境沿いの有力勢力の存在を浮かび上がらせます。例えば政府の調査が入ったとしても、弾圧が終わるのを待っているだけなのです。そしてこのデータは公表されていません。

「我々は国営木材産業連盟に5年間協力して輸出調査をオーソライズし、このデータを入手できるようになりました。これをベトナムだけでなくラオスやカンボジアの政府にも渡して浄化を目指します」

ドンキー地方市場に隣接して、様々な大きさに切られた丸太が積み上げられています。この地域の木材商人はとても活き活きと仕事をしてるようです。バイクや3輪車が狭い小道を走り回って木材を積み込み、取引に奔走しています。

木材の大半はトラック(ローズウッドのベトナム語)と呼ばれ、ラオスとカンボジアから運び込まれます。先日訪問したときは仲買人達は違法取引のことを気にしている様子はありませんでした。政府が調査している様子もありませんでした。

現場責任者は「合法なのも、違法なのもある」と説明します。「全部を調査はできないし、誰も管理してないからわからないよ。ここには公的な管理組織なないからね」しかし森林省の意見は異なります。「木材の輸出入管理の法的管理の仕組みはあります、最大の問題は、この仕組みが現場に浸透していないことなのです」政府の連合組織体が木材の出入りを管理しています。国境だけが財務省、森林省、国境警察、農業地方開発省、厚生省の入り混じった組織が監視しているのですが。

役人によるとカンボジアの国境を越えて木材を持ち込むにはドンキーのような加工拠点の輸入業者が種類・量・購入価格のリストを持ってる決まりです。さらにカンボジアの業者との契約書の写も必要なのです。

木材がドンキーに到着したら国境警察の代わりに役人が木材の適正をチェックします。しかし、現場責任者の言うとおりで、実際は検査はほとんど行われていません。

「私は政府の役人とも話をし、地元住民の生計を見守ると言われてきたんだ。この町は長年こうしてやってきたんだし、この町の経済に問題を起こしたくないんだ」

しかし、政府の介入がないにしても、この地方の経済は困窮しています。快活な中年女性に聞いていみると、この地域の仕事は徐々に減っているようです。「昔から彫刻の村がここにあって、何でも手に入ったわよ」。競合がないのに質の良い木材は手に入りにくくなり、売り上げ減を嘆いていました。

「数年前は一年で45,000ドルから90,000ドルの売り上げがあったわ」彼女は世界銀行の統計、平均2,000ドルの年収を引き合いに出して言いました。「でもここ何年かは22,000から27,000ドルってとこね」。彼女の年収を証明するものはありませんが、木材を単価2ドルで売り、アメリカの輸出が収入源のようです。

ドンキーで木材加工を営むチュ・バン・ナン氏も同様の苦しさを打ち明けます。彼が座る居間の壁には、ホー・チミン、マルクス、レーニン、エンゲルスの肖像が並び、大型テレビには大鋸屑からスクリーンを守るビニールかかぶせてありました。

「数年前は20人の職人を雇っていたけど、今は4人だよ。中国に売るだけで良かったけど、材質は悪くなってるね」そして彼は付け加えました。「世界で最も貴重な掘り出し物を探しに来る中国人に釣り合う品質のものは、もはや存在しない。」と。

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家具 日本

日本の木工品の輸出が伸びている

今年度の日本製木工品の輸出が伸びています。上半期の丸太の輸出量は479.141cbmで、前年同期比51.2%増で、木材は62,557cbmで58.6%の増です。中国が最大の丸太の買い手で、フィリピンが木材の主要な取引先になっています。

農林水産省は2020年までに管轄産業の輸出目標を1兆円と掲げました。森林資源に関しては2016年の輸出目標が250億円に対し、274億円と実績が上回りました。次の目標は合板や建材用に加工された丸太の輸出増ですが、そのためには新市場の開拓が不可欠です。

同省は中国、韓国、台湾、ベトナム向けの輸出に予算の一部を充当しました。特に日本製の建材を、中国の日本風住宅の素材に生かせるようテコ入れします。日本木材輸出推進協会は、モデルハウスの建設やコンドミニアムの木製調度品の展示、セミナーの参画などを活性化します。

9月16日には吉野杉と秋田杉の高級木材を使った65平米の茶室をモデルハウスとして公開しました。日本風の癒し空間に対する需要はあるものの、中国では価格がネックとなって簡単に受け入れられるかは不透明です。

日本の檜は韓国で人気があり、高い効能があると考えられていて、家具や内装素材として高い需要があります。ソウルでアンテナショップが8月にオープンし、檜のベッドや調度品が売られています。日本式の住宅は中国よりも韓国での輸出が多く、あらかじめ日本で加工された木材の輸出が伸びています。

台湾は日本製の合版に興味を示しています。ベトナム市場はあまり知られていませんが、ヨーロッパ向けの家具の輸出が多く、素材の需要が高いので主要な取引先に成りえます。アメリカ向けには、西部の赤杉の不足を補うために、垣根の材料として杉の丸太が輸出されています。

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家具 海外情勢

木工加工業者にビジネスチャンス

中国のアメリカやEUに対する木工品の輸出は減少し、日本と韓国はベトナムからの輸入を増やしています。ベトナム森林省の報告書によると2016年竹とそれ以外の木製品の輸出高は73億円になりました。このうち木製品は51.2億で前年比7.1%の増となっています。

始めて一桁の成長率で輸出が輸入を上回ったことになります。しかしこれはヨーロッパの輸入減と中国の木材消費の大幅減によるものです。ホーチミン手工業と木製品産業協会の会長は、今年ベトナムの輸出市場は自由貿易と米国日本の需要増により躍進する可能性を語っています。

アメリカはベトナムにとって部品の輸入と消費両方の大きな取引先です。毎年アメリカに対する木材の輸出は20億ドルに昇ります。アメリカが関税を50%から大きく下げ、品物によっては撤廃したため、ベトナムの木材輸出は着実に伸びています。

一方中国はアメリカが半ダンピングキャンペーンを展開したため木材輸出が大きく減っています。結果中国の対米輸出は300億ドルまで下がり、特にインテリア分野が減っています。

ハワ氏はベトナム製の木工品が合法的に生産され120カ国で売られていることを背景に、ベトナムはこの分野で世界の生産拠点になれると考えています。

大きな市場が開けていることがわかった今、ベトナムの企業はデザインと新設備に投資するようになりました。

ドンナイ、ビンデュオン、ホーチミンの木工業者はさらに生産拠点を拡大し設備投資して20-30%の生産性向上を目指しています。

木材加工の設備業者・ビ・ダイ社のカオ・デュイ・タン氏によるとオートメーション化された製造ラインを増やす企業も出ており、かつてはないことだといいます。これによりビ・ダイ社は実に前年比50%増の成長を遂げました。

アナリストによるとヨーロッパの企業がベトナムと提携してジョイントベンチャーを形成する傾向にあり、その背景に中国市場の縮小が挙げられています。

一方多くの中国企業がベトナム企業に誘われて生産拠点を移し、0-4%の優遇課税の恩恵に与ろうとしています。ベトナム森林省によると、500ある木工生産企業のうち3分の1が中国と台湾資本なのだそうです。

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家具

テーブルは働き者

椅子と同様にテーブルもどこにでもあり、大きさや形は様々です。シンプルなデザインだったり精巧な彫刻が施されていたり、材質もいろいろありますね。用途も一般的なものや、時代とともに変貌しつつ特定の機能に特化したりします。かつては卓球やビリヤード台として使われていたものが、洗濯物を仕分けしたり、干したり、貯めておいたりするために使われているのも見かけますね。

テーブルはいくつあっても足りないくらい、生活には欠かせないものです。家族の主な活動はテーブルを囲んでコーヒーを飲むことから始まりますからね。誕生祝いも、結婚式も弔いの儀式も、テーブルを囲みます。予算が組まれ、お金は支払われ、宿題をし、レポート用紙の添削を行うのもテーブルです。家族の集合場所であり、家の中心的な役割です。

テーブルが社会においても重要なことは、最近PBSで放映されたケン・バーンズのベトナム戦争のドキュメンタリーでも現れています。南北双方の代表団がテーブルについて、国家と世界の平和と秩序について繰り返し協議したのです。

しかしながら、テーブルの大きな役割は日常生活の中にありますね。テーブルはものは語りませんが、家具の中ではとても働き者なのです。

現実的には、夕食の時にテーブルは使われたり使われなかったりします。家庭によっては、ダイニングルームは休日や誕生日、来客の時など特別なことに限定して使われ、普段はキッチンや他の場所で食事をとります。多くのダイニング・ルームは休暇シーズンの数ヶ月間で忙しく使われます。

いつも20世紀のビンテージ物の家具が引き合いに出されますね。人気の家具は1960年代のブロウヒル・ブラジリアやケント・コフィー・パースペクタシリーズですね。20世紀中期の豊かな木感のデザインと職人の技は、最新デザインのものよりも値打ち感があります。

テーブルはダイニングルームの枠を飛び越えて、他の部屋や仕事場にも使われます。居間のエンドテーブルやコーヒーテーブル、寝室のサイドテーブルなど、日常生活のあらゆる用途に応じて登場しますね。木製や金属製で磨かれたて、ペイントされたものもありますね。使い方がいろいろあるからこそ、場所や用途にぴったりのテーブルが必要です。

種類の多さを考え始めると、驚きの連続です。近年ではビンテージ物のテーブルの需要が高まっています。ビンテージショップではまず注目を集める商品ですね。古物は保存状態が使い勝手や価値を左右します。目立たない傷は注意して手入れすれば、劇的に減らすことができます。木材の乾燥による問題は、湿気を与えることによって元の輝きを取り戻すことができます。

これまでの章で椅子についてコメントしたように、家庭のテーブルについてもちょっとだけ注目してみましょう。美しさや使い勝手において、テーブルたちは期待とおりの働きをしてくれていますか?テーブルがある生活に満足していますか?もしそうなら、もっと手入れしてあげませんか?愛情を注いであげましょう。

さあ、テーブルたちにとって忙しいシーズンはもう直ぐですよ。